Ｑ＆Ａ　ポリクローナル抗体作製｜ティー・ケー・クラフト

ポリクローナル抗体・モノクローナル抗体の受託作製ならティー・ケー・クラフト。
抗体精製・標識、抗原カラム作製、腹水作製、細胞培養、各種動物血清も扱っております。

ポリクローナル抗体作製

ウサギを免疫したいのですが、個体差を考えた場合、何羽くらい免疫すれば良いのでしょうか？

免疫動物の体調管理には十分配慮致しておりますが、やはり個体差により抗原に対する反応性が異なる場合がございます。念の為、1抗原2～3羽程度免疫を行えば大丈夫だと思います。

最終的にどのくらいの血清量が得られますか？　また、血清1mL当たりのIgG含量はどのくらいでしょうか？

各動物種の全採血血清量につきましては、こちらを参照下さい。また、血清1mL当たりのIgGは、ヤギで約10～20mg (IgG)/mL (Serum)、ウサギで約6～10mg (IgG)/mL (Serum)程度になります。

動物種によって、免疫期間は変わってきますか？

弊社では、ほぼ全ての動物種において2～3ヶ月の納品期間をお願いしております。ただし、追加免疫等の事情により、これより長くなる場合もございます。

免疫抗原が微量ですが、免疫は可能でしょうか？

ポリクローナル抗体作製に必要なおおよその抗原量につきましては、こちらをご参照下さい。また、ご用意できる抗原が微量の場合、抗原性、由来、形状等を考慮した上で、出来る限りお客様のご希望に添うように努力いたしますので、ご相談ください。

菌体を抗原にしたいが、どの様な状態が望ましいか？

菌体の種類にもよりますが、一般的に不活化した菌体を免疫原に用います。不活化の方法は極端に抗原性を消失しない方法でしたら、どの様な方法でも構いません。

動物種間でホモロジーの高い蛋白を抗原にしたいが、抗体は出来ますか？

ホモロジーの比率がどの程度かにもよりますが、免疫動物種の検討を行った後、抗原の修飾、ペプチド抗原の検討等を行います。

免疫抗原は合成ペプチド、アッセイ用抗原は蛋白で行いたいが・・・？

可能です。ただしこの場合、選択したペプチドの配列によっては高力価の抗体が得られない事もございますので、ペプチド選択の際にご相談下さい。弊社では、抗原性のチェックも実施しております（無料）。

低分子抗原を免疫したいのですが・・・？

低分子抗原の場合キャリアの付加が必要となります。当社ではキャリア蛋白としてKLH、OVA、BSA等ご用意しております。また、アミノ基 (-NH 2 )、カルボキシル基 (-COOH) 以外の官能基を用いた付加も行っております。

動物細胞を抗原にしたいが、可能でしょうか？

可能です。しかしこの場合、細胞特異的な部位を認識した抗体が必要であるならば、その部位を精製した方が、より特異的な抗体が得られます。

免疫スケジュールを指定したいが、可能でしょうか？

その様な場合、フリープランでの抗体作製をお勧めいたします。免疫方法からアッセイ方法までご自由に計画出来ます。

免疫用のアジュバントを指定したいのですが・・・？

はい、可能です。お客様ご提供又は、弊社でご用意致しますので、お申し出ください。

試採血時に血清を出来るだけ欲しいのですが、どの位まで採取可能ですか？　また、追加費用が掛かりますか？

試採血時に大型動物種の場合、約1mL程度ラット、マウスでは約50uL程度の血清をお送り致します。もしこれ以上の血清が必要でしたら、お申し出ください。免疫動物の健康状態を考慮した上で、ヤギ、ヒツジ…100mL、ウサギ…15mL程度を試採血いたします（無料です）。

アッセイの方法をELISAではなくて、別の方法でおこなって欲しいのですが・・・？

ベーシックプランの場合は、ELISAを実施した後、追加料金で実施する事ができます。フリープランの場合は、ご自由に設定できます。

アッセイの結果はどの様な形で、ご連絡いただけますか？

ELISAの場合、測定結果のグラフを郵送、FAX、e-mail等、お客様のご希望方法にてお知らせ致します。

免疫途中で動物が死亡した場合の料金はどうなるのですか？

動物の体調管理には十分配慮致しておりますが、夜間の急変による死亡の場合、または免疫回数が3回以内の死亡の場合に限り、弊社負担にて再免疫を保証いたします。免疫回数が４回以上で体調が思わしくない動物が出た場合、お客様へご連絡の上、中止または全採血のご相談をさせていただきます。この場合は全額、ご請求させていただきますのでご了承ください。（ベーシックプラン、フリープラン共通）

免疫を繰り返しても、抗体価が上がらなかった場合どうなるんでしょうか？　金額的なことを教えてください。

抗原によっては抗体価の上昇が得られないものもございます。その場合、当初の免疫計画内であるならば必要経費として、お見積もり価格の半額をご請求させていただいております（免疫動物の全てが抗体を得られなかった場合）。また、弊社ではお客様のご希望により追加免疫を承っておりますが、それでも抗体価の上昇が得られなかった場合、追加免疫分に関しては全額ご請求させていただきます。（ベーシック、フリープラン共通）

＜例＞　免疫計画（6回免疫）に追加免疫2回を実施したが、抗体価が得られず中止した場合。
（お見積もり価格　÷　2　+　追加免疫2回分）のご請求となります。

免疫後の動物を引き取りたいが、その様なことは可能ですか？

可能です。ただし、お客様に取りに来ていただく場合は無料ですが、弊社に搬送をご依頼される場合には有料となります。

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