モノクローナル抗体作製では、血清の力価がどの位まで上がったら、融合可能でしょうか? |
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通常抗原の場合、ELISAにおいて1,000倍希釈の血清反応値によって決定いたします。ただし、ハイブリドーマ作製において、力価と良いクローンが得られる比率につきましては必ずしも比例いたしません。弊社基準値以上の力価が得られた場合、お客様とご相談の上細胞融合を実施致します。 |
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免疫抗原が微量ですが、免疫は可能でしょうか? |
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モノクローナル抗体作製に必要なおおよその抗原量につきましては、ごこちらをご参照下さい。また、ご用意できる抗原が微量の場合、抗原性、由来、形状等を考慮した上で、出来る限りお客様のご希望に添うように努力いたしますので、ご相談ください。 |
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融合しなかったマウスについては、どうするのでしょうか? |
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お客様のご自由にしていただいて結構です。ただし、お客様へお送りする場合は搬送費用がかかります。 |
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融合時に採血した血清を送って欲しいのですが・・・ |
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通常、融合時の血清は初回アッセイ用のコントロールとして用います。血清量については保証出来ませんが、初回培養上清をお送りするときに同封いたします。 |
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融合時に同時融合可とありますが、どの様な内容になるのでしょうか? |
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たとえば、5匹免疫していたマウスの内3匹を融合する場合、摘出した脾臓を3匹分混合して細胞融合を実施致します。一度の融合での上限は3匹までとなります。 |
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初回アッセイ時に送付される培養上清を沢山欲しいのだが・・・ |
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通常、マウスの場合お送りする培養上清は約100uL、ラットの場合約500uL程度とさせていただいております。 それ以上の上清はお送りできませんのでご了承下さい。ご参考までに、 この時にお送りする培養上清中の抗体量は約1〜数十ug/mL程度となりますので、かなり高感度のアッセイ系が必要と思われます。 |
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初回アッセイ後の親株を、6種類以上選択したいのですが・・・ |
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可能ですが、オプションとなります。 |
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陽性ウェルの選択に時間が掛かるのですが、どうしたら良いのでしょうか・・・? |
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通常、上清をお送りしてから約1週間の間にウェルのご選択をお願いしております。もしこれよりもウェル選択に時間が掛かってしまう場合、出来る限り努力いたしますが、ELISAのデータを参考にしウェル選択のご相談をさせていただく場合もございます。 |
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IgGのモノクローナル抗体産生のハイブリドーマを欲しいのですが、取れますか? |
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弊社では、ELISAにて様々なサブクラスを同定できますので、対応可能です。しかし、融合当初では多数のハイブリドーマが混在しており、確実にお客様の望まれるモノクローナル抗体のサブクラスを保証出来ませんのでご了承ください。 |
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初回アッセイ時に、陽性となったウェルを全部保存して欲しいのだが・・・ |
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この場合、凍結して保存するのでしたら可能です。また、追加料金に関してはお問い合わせください。ただし、融合後の細胞は性格/性質がまだ安定しておらず、凍結後のモノクローナル抗体産生能につきましては保証できかねますので、ご了承ください。 |
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クローニング途中に抗体を産生しなくなる細胞もあるらしいが、その場合の請求について教えて欲しい。 |
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確かに、クローニング途中において、そのようなケーズはございます。その様な場合、最終的に1細胞もハイブリドーマが得られなかった時のみ、割引対象になります。 |
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モノクローナル抗体作製にてハイブリドーマ確立後、最終的に納品される製品を、教えてください。 |
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モ ノクローナル抗体作製では、ハイブリドーマが得られた場合、1種の細胞につき凍結細胞(2チューブ)、培養上清約40mL、サブクラスの同定結果を納品い たします。また、細胞輸送時の事故による消失を防ぐため、弊社にて同ハイブリドーマを1ヶ月だけ保存いたします。その後、お客様へご連絡の上、廃棄いたし ます。 |