ポリクローナル腹水作製
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受託・製品サービス
ポリクローナル抗体作製
ポリクローナル腹水作製
概要:
通常のオーソドックスなポリクローナル抗体作製では0.2〜0.4mLの血清しか採取できないが、ポリクローナル腹水作製では、腹水として数mLのサンプルを回収することが、メリットとしてあります。ポリクローナル抗体の作製経験があり、抗原が十分な力価が上昇することが知れているならば、ポリクローナル腹水作製をお勧めします。
※ポリクローナル腹水は、通常のポリクローナル抗体作製での血清より、抗体濃度が薄くなります。しかし、サンプル回収量を掛けて計算した抗体量としては、通常のポリクローナル抗体作製での血清より、多くの抗体を得ることができます。
また、マウスを数匹用いて、十分量の腹水サンプルを回収できれば、通常のオーソドックスなマウスのポリクローナル抗体作製での血清では困難な抗体精製も実施可能としていることも、メリットとしてあります。
ご依頼 |
ポリクローナル腹水作製で、必要量の抗原をご提供いただきます。抗原の形状につきましては、粉末、液体、PAGEゲル等、どの様な形状でも可能ですが、 アッセイ用抗原はできるだけ水溶性の抗原をお願いしております。
※ 抗原量についてはこちら |
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Step 1 |
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免疫 |
免疫予定の動物は、入荷後約1週間以上の予備飼育した動物を用います。免疫は、フロイントの完全アジュバントと等量混合した抗原を皮下に数ヶ所に行います。また、免疫は、約2週間間隔で計3回の免疫を行います。 |
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試採血 ELISA |
3回目免疫の約1週間後に、試採血を行います(血清量は約50uL)。また、ELISA (Enzyme-Linked ImmunoSorbent Assay) により抗体力価を測定し、データおよび免疫後血清、正常血清をお客様へお送り致します。
※ ELISAについてはこちら
そして、お客様とのご相談の上、その後の作業スケジュールを決定します。 |
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Step 2 |
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腹水化 |
マウス腹腔内へのフロイントのアジュバンド投与を行います。約1週間後に、最終免疫と腹水化細胞の腹腔内投与を行います。 |
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腹水採取 |
最終免疫と腹水化細胞投与の約10日後、マウスの腹部が膨張します。十分に腹水が貯ったところで、腹水採取を行います。そして、ELISAにより最終抗体価を測定し、データおよび腹水サンプルを納品致します。 |
価格:
動物種 |
価格 (消費税別) |
納期 |
マウス |
¥45,000/匹 |
約2.5ヶ月 |
オプション:
項目 |
価格(消費税別) |
納期 |
Protein Gラム精製 |
¥15,000 / 10mL:腹水 |
約2週間 |
Protein Aラム精製 |
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